NOBU-Exclusive interview
from JaME - JmusicEuropa.com

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【Kim】増田さんはキーボードパートの作曲は自分でやっているのですか?

【NOBU】えーと、作曲というかキーボードアレンジになると思うんですけど、これは自分が弾くときはほとんどというか全部自分でやってますね。たとえばB'zに関して言えば、キーボードの入ってない曲をライブで演奏する、そういうときは全部自分で考えます。彼らは何も言わないです。そこがプロの仕事だったりすると思いますよ。だから…ここにキーボードを入れてくれと、キーボードはないんだけど適当に入れてくれる?って言ったときにかっこいいことをするかどうか、かっこいいことが出来るかどうか、って言うことだと思うんですよね。上手いか下手かというよりもいいか悪いか。やっぱりよくなかったらたぶん「じゃあいいよ、お前来なくて」っていうことになるだろうし。そこでかっこいいことをやろうかなといつも思ってやってます。他人が考えることじゃなくて自分が考えることです。

【Kim】海外での(BLAZEの)発売を考えたことはありますか?

【NOBU】最初に話しましたけど、もともとこのBLAZEのアルバムは向こうから出したかった、出そうというプランがありました。えー、歌詞を英語にしたりとか全部そういうことを念頭において作ったので、海外で発売というよりは海外から出したかった。海外から国籍不明のバンドとして出したかった。

【Kim】機会があったらヨーロッパで演奏したいですか?

【NOBU】演奏したい、してみたいですよね。試したいですよね、僕らがどう思われるのか。ただ僕らの感じではこういう音楽は今ヨーロッパでは全くだめだというのを聴いた事があるんですけど…。

【Non-Non】そうなんですか。人気あります?

【Kim】ありますよ。

【NOBU】本当ですか。…でもビジュアル系とかが受けるのはわかるし、僕の知ってるのではたとえばイギリスではパンクのイメージがあったりとか、こういうオールドスタイルのロックはあまり人気ないようなイメージが僕にはあったんですけど…。

【Non-Non】けっこうヨーロッパではいろんなところで大きいロックフェスありますよね。それにWEBが関与してたりして人を呼んだりしてますよね。そういうところにも来たらいいんじゃないかと思いますよ。

【NOBU】そういう機会があればぜひ呼んでください。そう考えるとたぶんひょっとしたら僕らは日本よりそっちの方がうけるのかもしれないですね。

【Kim】ヨーロッパの若いキーボードプレイヤーにどんなアドバイスがありますか?

【NOBU】ああ、これはたとえばKimKimさんとかに(笑)。いや〜どうなんだろう…逆にどんなプレイヤーがいるんですか?バンドをやってる人はいっぱいいるの?

【Kim】いますよ。

【NOBU】どういう音楽やってるの?どういうコピー?

【Kim】ハードロックとか日本のロックのコピーバンドとか。ビジュアル、B'zとか…。

【NOBU】ヨーロッパのプレイヤーにというわけではないと思うけど、楽しくやりましょう、かな。僕もそうですけど好きだったから続けられたし、たとえば自分が憧れるバンドのコピーをちゃんとできたときの喜びっていうのがすごく大きかったから、ご飯も食べないで一所懸命コピーしたりとか、昔はこういうMDプレイヤーとかないからラジカセでレビューして(笑)聴こえないところとか一所懸命聴いたりして。そんなことやってましたけど、今思うといい思い出ですね。そういうのがあるから、そのときにすごい一所懸命練習したから今があると思うし、自分の好きな音楽をとことん一所懸命弾ける様にがんばって、いっぱいいっぱいやると今度自分からオレだったらこうするとかいうのが出てくると思うので、そこまでやるといいんじゃないですかね。

【Kim】増田さんは鉄道マニアだと言ってますがどこからその情熱はくるのですか?

【NOBU】これは誰に知られてるのかな???こんなもの(笑)フランスにもいるでしょ、トレインの好きな人。 情熱ねえ…わからない。気がついたら物心ついたときから、ちっちゃいときから好きでした。いつも枕元に電車があってこうやって…よくわからないよね(笑)そう電車のおもちゃを走らせてた。

【Kim】Europaの人にメッセージをお願いします。

【NOBU】はい。え〜まあ、さっきも言ったけど、大きな意味でヨーロッパに憧れて音楽をやってきたと思うんですよ。最初、ミッシェル・ポルナレフもそうだし、ディープ・パープルもそうだし、自分が最初にやり始めたときっていうのはヨーロッパの音楽で音楽に目覚めた。もちろんアメリカの音楽でも特にカーペンターズとか大好きで、アメリカのああいう音楽もすごい好きなんですけど自分が今演奏してるルーツはやっぱりヨーロッパの音楽なんで特にクラシックに大きく影響受けてるし、まずすごく好きです、ヨーロッパの音楽がすごく好きですということをまず言いたい。で、そんな僕らなのに好きでいてくれることにすごく嬉しいし感謝してる、仲良くなりましょうという感じかな、ヨーロッパの人々ともっともっと。やっぱりすごくヨーロッパの音楽とか文化に対してリスペクトがあるんで、今はさっき聞いたようにヨーロッパの人も日本の文化とか音楽とかに興味を持ってくれてるっていうことはすごく嬉しいというか楽しいよね。すごくこれを機会に近くなれるような気がするしもっとコミュニケーションとってやりたいなーと。これからも仲良く、お互いの良い所を見て仲良くしていきたいなと思います。

KimKim, with Non-Non kind participation - 03/02/2005
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